【事例紹介】顔認証付きカードリーダーの不具合事象011エラーの解消方法について
一部の顔認証付きカードリーダーにおいて「011ネットワークエラー」が発生する事象を確認しております。
本事象は下記の対処により解消する事例がございますのでご案内させていただきます。
【011エラー発生時の状況】
Windowsのネットワーク設定で、IPv4とIPv6の両方を使用できる設定がされており、
IPv6を優先するよう指定している一部の資格確認端末において、IPv4が優先して通信を行う事象を確認。
その結果、IPv6通信の開始までに数分の時間を要し、顔認証付きカードリーダーにおいて、
起動時や資格確認時に「011ネットワークエラー」が発生。
【本事象の解消方法】
「医療機関等向けセットアップ手順書_別紙トラブルシューティング」に記載の
「補35 ネットワークアダプタでIPv6のみを利用する場合」を参照し、IPv4を使用しないようにネットワークの設定を変更する。
※IPv4を使用しないようにネットワーク設定を変更される場合は、医療機関等のネットワーク構成
(院内ネットワークやレセコン)などに影響が出ないことをご確認の上、対応をお願いいたします。
※なお、院内ネットワークのIPv4とIPv6の併用が必要な場合については、
構成の見直し又は、設定変更を行っていただくようお願いします。
※IPv6通信に限定しても本事象が解消しない場合、下記情報を添えて医療機関等ONSにてお問い合わせください。
その際は、可能な範囲で、下記枠内の情報をご提供いただけますようお願いいたします。
① IPv4とIPv6併用の有無:
② 改善の可否・方法:
③ 資格確認端末PCのメーカー名:
④ 資格確認端末PCの型番:
⑤ Windows OSのバージョン:(例:Windows10 IoT Enterprise 2019 LTSC)
⑥ オンライン資格確認で利用しているネットワーク事業者名(サービス名も)
⑦ マイナタッチと顔認証アプリケーションのログ
※ログの回収方法につきましてはマイナタッチFAQに掲載がございますのでご参照ください。
参照URL:
FAQNo.51056:調査のためのログ提供手順について